ドキュメンタリー映画『九州大学彦山生物学実験施設』の上映会を開催しました

2026年10月18日、ひこさんホテル和にて、ドキュメンタリー映画『九州大学彦山生物学実験施設』の上映会を開催しました。英彦山門前町同好会と一般社団法人 山とめぐりの共催により、地域の皆さまと英彦山の自然や歴史を見つめる時間となりました。

本作は、英彦山にある九州大学の生物学実験施設を舞台に、児玉公広監督が約4年にわたって撮影した作品です。多様な昆虫や研究に打ち込む学生たちの姿、施設に重なる歴史などを通して、普段はなかなか触れることのない英彦山の一面が描かれています。
今回の開催のきっかけは、「映画を見たいけれど、福岡市内までは行けない」「英彦山でも上映してほしい」という地域の方々の声でした。
私自身、これまでに二度この映画を観る機会があり、ぜひ地域の皆さまにも観ていただきたいと思っていました。英彦山門前町同好会の皆さまに相談したところ、快く力を貸してくださり、今回の上映会が実現しました。

当日は、映画に出演された方や撮影に関わられた方をはじめ、英彦山周辺や町内にお住まいの皆さまにお越しいただきました。「地元のことやけんね!」と足を運んでくださった方も。その言葉が、とてもうれしく心に残っています。映画に携わった方々にも、ようやく作品をご覧いただくことができました。
上映後には、児玉監督と九州大学名誉教授の廣渡俊哉先生によるトークと質疑応答を行いました。

お二人からは、制作のきっかけや撮影中の発見、施設が若い研究者を育てる場となっていることなどを伺いました。会場からも、昆虫や植生の変化、施設の見学、子どもたちに映画を届ける機会について、さまざまな質問や提案が寄せられました。地域で長く暮らしてきた方だからこその実感が交わされ、映画の世界と、私たちの日々の暮らしがつながるひとときとなりました。
廣渡先生からは、施設に収められた貴重な標本などを「ぜひ多くの方に見てほしい」というお話もありました。現在、見学には事前の相談・申請が必要ですが、今後、施設の皆さまと相談しながら、英彦山の生きものや研究の営みに触れる見学ツアーも企画できればと考えています。

身近にある場所だからこそ、気づかずにいる豊かさがあるのかもしれません。今回の上映会は、映画を通して英彦山を見つめ直し、ここに残る大切なものを、地域の皆さまと確かめ合う機会になりました。
ご来場くださった皆さま、児玉監督、廣渡先生、ご協賛いただいた中畑様、そして開催にお力添えくださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

これからも、英彦山を知り、親しみ、その自然と文化をともに大切にしていく機会をつくっていきたいと思います。
